診察案内


当院は眼の病気の「治療」を主体とした診療を行っております。

必要ではない漫然とした点眼処方や定期検査などは行わず、安定した状態にして通院を終えることを目指して診療にあたっております。

 

■日帰り白内障手術

 50歳を過ぎる頃から多くの方で始まる白内障。日中のかすみや視力の低下の原因となります。当院では最新の検査機器と白内障超音波乳化吸引装置を備え、安全性を最優先した手術専用のクリーンルームでの日帰り白内障手術を行っております。

手術が必要かどうかは、目の状態やご本人の希望を考慮して検討します。場合によっては総合病院での治療をご提案することもあります。無理に手術をすすめたり、一部の例外を除いては「早く手術をやったほうが良いですよ」と急かすこともいたしませんので、お気軽にご相談ください。

 

■硝子体注射治療 

以前は治療が難しかった加齢黄斑変性症や眼底出血による網膜(黄斑部)のむくみに対して、抗VEGF薬(抗血管薬)硝子体注射療法が現在主流になっております。当院では、安全に行うためクリーンルームでの日帰り治療を行っております。

  

■眼科レーザー治療

糖尿病網膜症・網膜裂孔(網膜剥離の前段階)・眼底出血などに対して、当院ではパターンスキャンレーザーと呼ばれる高機能レーザー機器を導入しております。このレーザー機器は、治療を受ける患者さんのレーザー照射中の痛みの軽減・治療効果・治療時間の短縮という点で従来型レーザーと比較して大変優れた機器です。また緑内障に対して眼圧を下げて視神経の保護を図る、選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)、白内障手術後に挿入されたレンズ後面が混濁する後発白内障に対してYAGレーザーも導入しており、眼科レーザー治療を必要とするすべての眼科疾患に対応できる環境を整えております。 

 

(小児眼科は専門外のため、眼鏡処方を含めて他院へ紹介する場合がございます)

(当院は白内障手術を中心とした診療を行っております。他院で緑内障で通院の方のセカンドオピニオンについては、大変恐縮ですが、別の眼科クリニックでご相談頂きますようお願いいたします。)


インターネットから診察予約はこちらから可能です。


院内検査機器・治療機器・設備ご案内

診察室

眼科ではスリットランプと呼ばれる診察台にお顔をのせていただき、目の診察をいたします。カメラを接続してあり、ご自身の目の状態を画面に表示して説明することが可能です。


オートレフケラトレフラクトトノメーター

1台で4つの眼科検査(屈折・角膜曲率半径・眼圧・角膜厚)を可能にする最新の複合機です。

近視・遠視・乱視などの屈折異常を測定する機能、個体差がある角膜の厚みを補正して正確な眼圧を測定する機能を有しております。


視力計

当院では2台の視力計がございます。


OCT(光干渉断層計)

眼球の中にある、網膜を立体的に3次元で撮影することができる機械です。眼底カメラも内臓。加齢性黄斑変性や糖尿病網膜症などの網膜疾患の正確な診断や、視神経を画像解析することにより緑内障の診断にも欠かせない機器です


視野検査計

緑内障の診断や、進行の把握に必須の検査機器です。装置の中にはさまざまな光を投影することができ、精密な視野を測定することができます。また身体障害(視覚障害)認定に必要な動的視野検査機能も内蔵しております。


パターンスキャンレーザー

糖尿病網膜症や網膜裂孔、眼底出血の治療に必須のレーザー治療装置です。

当院に導入したこの機器は高機能レーザー機器です。そのため、従来のレーザー機器と比較して短時間で痛みが少ない治療が可能です。

 


YAGレーザー

白内障手術を受けた患者さんの目の中には、人工の眼内レンズが挿入されております。そのレンズ自体は一生透明性を保ちますが、レンズ後面に組織が入り込み、混濁を来す「後発白内障」という現象に対して、その混濁を除去することが可能なのがYAGレーザーです

SLTレーザー

緑内障の患者さんに対して、目の中を循環する房水の流れを改善することで、ある程度の期間(半年から1年)眼圧の改善が可能な治療装置です。緑内障の点眼が多い方や、目薬の副作用が気になる方に最適な治療です。また安全性が高い治療のため、何度でも治療を繰り返すことも可能です。


手術室

日帰り白内障手術や、眼内注射治療などを安全に行うための専用のクリーンルームです。空気中の浮遊物を徹底的に除去するためのHEPAフィルター内臓の空調管理を行っております。当院では最新モデルの白内障治療装置を導入しており、手術中の負担の少ない日帰り白内障手術が可能です。


待合室

2面ガラス窓に囲まれ、明るい雰囲気を大切にしました。

ドリンクサーバーを設置し、少しでもおくつろぎいただければ幸いです。